Up 「食物・運動」の論述の主題化 : 要旨 作成: 2009-11-16
更新: 2009-11-16


    学校数学の現前は,学校数学が必要であるということ,教育上プライオリティが高いということで,合理化される。 必要であること・プライオリティが高いことは,証されねばならない。 そして,証すとは,論述を以て証すということである。

    しかし,この論述をつくることは,難題である。
    論をつくろうとすれば,どうしても「○○の力」の実体論になってしまい,実感から離れていく。
    そこで,学校数学の<なに・なぜ>に対しては,消極的閑却で応じていくことになる。 すなわち,<なに・なぜ>を問われれば答えに窮するという体(てい)に,自ら甘んじる。

    本論考は,『学校数学の<役に立つ/立たない>とは?』と題して,この論述を改めて主題化しようとするものである。