Up 有効な論形 作成: 2011-08-05
更新: 2011-08-05


    学校数学の<役に立つ・立たない>の論は,<役に立たない>を受け止めつつ<役に立つ>を立てるというものになる。 そしてこれの有効な論形は,§ 役に立つ・立たない両立の論形──「無用の用」で挙げた4つの中では,つぎの2つである:
      「<用>の構成素はそれ自体では無用」
      「風化造形の「無用の用」」


     註 : 残りの2つは,荘子の「無用の用」と「鋳型の用」。
    荘子の「無用の用」は,補完物・ネガの用である:
      「或る事物が立っているとき,それの補完物が立っている。」
      「或る事物が立っているとき,それをポジにするところのネガが立っている。」
    数学の用の解釈に,これは馴染まない。
    また,「鋳型の用」も,数学の用の解釈には馴染まない。