Up 「形式」とは何か?:要旨 作成: 2011-10-14
更新: 2011-10-14


    「形式」は,「規模の大きな概念」である。
    すなわち,「形式」と「概念」の違いはニュアンスの違いであり,違いを感じさせているものは「大きさ」である。

    形式の形成メカニズムの《堆積 → 中身が抜ける》は,個人の環境・経験値に依存する。 したがって,形式は個依存である。

    「形式」は,<実感される>がこれの存在のしかたである。
    複数の個の共時的・通時的比較は,「形式」を実感させる。
    「形式」は,内観によっても実感される。
    形式行動を見出すという形で「形式」が実感されることもある。

    形式の実感は,年齢と関係するところがある。
    実際,加齢に伴い,形式行動が増え,「形式」の実感が増す。
    「形式」の実感の方法になる<複数の個の通時的比較>では,加齢が,リアルな通時的比較の領域が拡がることとイコールになる。