Up <傾向性>の形成が,「形式陶冶」 作成: 2011-09-01
更新: 2011-10-04


    「傾向性」は,「if(状況)─then(行動)」の形で機能的に表現される。
    「if(状況)─then(行動)」を<形式>と見るとき,傾向性陶冶は「形式陶冶」である。

    傾向性陶冶は風化造形である。 「形式陶冶」の「陶冶」は,風化造形である。 形式は,直接そのものとして造るのではない。 形式は,<残す>というふうに造る:
      物を積む。
      この堆積物を風化に晒す。
      残る格好で形を現してくるのが,所期の形式。

    つぎが「形式陶冶」の図式である:
      《内容が抜けて,形式が残る》
      《よい内容がうまく抜けて,よい形式が残る》