Up 「数学的考え方/問題解決/リテラシー」の学習動機との対比 作成: 2011-09-02
更新: 2011-10-03


    本論考は,ひとが数学の勉強に向かうとき,そうさせているものは,《自分の知らない世界を経験したい》を内容とするところの<向学心>であるとした。 <数学を教える>に応ずる学習動機は,この<向学心>である。

    <数学を教える>は,生徒の側の向学心を専ら頼むことになるという論である。
    <数学を教える>は,実利を学習動機にできない点が弱みになる。

    「数学的考え方/問題解決/リテラシー」は,「実社会で生きていける力の陶冶」を学校数学の意味にする。 そして,「数学を使うリアルな問題を様々に経験させる」を,授業の形にする。
    このときの学習動機は,《実社会で生きていける力を身につけたい》である。
    「数学的考え方/問題解決/リテラシー」は,「生きる力」を実利として立てる。