Up <数学を教える>の条件:要旨 作成: 2011-10-02
更新: 2011-10-13


    <数学を教える>は,自明にしてかかると間違う。

    <数学を教える>は,簡単なことではない。
    大学の専門数学の授業に対してもたれているイメージの「授業者が板書し,生徒がそれを筆記する」は,<数学を教える>ではない。

    <数学を教える>は,「教える=わかる」の実現である。
    これは,授業者に能力が備わっていてできることである。
    <数学を教える>は,その気になるかならないかの問題ではない。

    すなわち,<数学>をわかっていなければならない。 <教授-学習>をわかっていなければならない。 数学の学習喚起力をわかっていなければならない。

    <数学を教える>は,授業者に求めるものが多い。
    授業者は,修行あるのみ。
    この修行にショートカットは無い。