Up 教員は,生徒の理解放棄の理由がわからない 作成: 2008-10-03
更新: 2008-10-03


    肝心要を外した/欠いた授業をする教員には,「肝心要を外した/欠いた授業をしている」という思いは起こらない。 したがって,生徒の側の理解放棄の原因・理由を,間違った形に解釈する。
    すなわち,「内容が難しい・わかりにくい」が生徒のブレイクダウンの原因・理由である,と解釈する。

    そこで,「説明」を重ねる。(それは,説明にならない説明である。)

    また,「わかりやすくする」のつもりで,「具体物」をいろいろ持ち込む。
    ところが,「具体物」は,はなしをややこしくするだけ。
    (実際,ややこしいのをすっきりさせるために,数学をやっているわけである。)

    こんな調子に終始して,肝心要にはついぞ意識が向かない。