Up 系=振り子運動体 作成: 2008-05-17
更新: 2008-05-17


    数学教育は進歩しない。
    「改革」は失敗し,ひとはもと居たところに戻る。
    「改革はいったい何であったのか?」の問いには,「それは破壊であった」と答えることになる。

    なぜ失敗に終わるだけの「改革」が繰り返されるのか?
    「数学教育は進歩しない」の秘密が,ここにある。

    「改革=破壊」は,確率的に一定して起こる。
    このことは,われわれにつぎのように考えよと言っている:

      数学教育という系には,「破壊→復旧」の振り子運動をすることがもともとプログラムされている。


     仮説 : 数学教育は,運動体として存在する。
    運動体として,運動を自発するメカニズムをもっている。
    これは,「破壊」を自発しそして自ら復旧する,というメカニズムである。
    数学教育は,「破壊 → 復旧」を繰り返す振り子運動体になる。
    (人間のつくる系一般について,このことが言える。)