Up 本論考が提起する論点 作成: 2010-11-23
更新: 2010-11-23


    ここに OECD/PISA 数学調査の評価テストの結果がある。
    これに日本の学校数学の現状と課題を読む。
    読めてくるものは,<数学を使えない>がアウトプットになっている学校数学の現状と,アウトプットが<数学を使える>であるようにすることという学校数学の課題である。
    この課題は,数学的リテラシーをつける指導法によって達成される。
    学校数学におけるこの指導法の採用と定着を実現しよう。

    この論型は,「数学的問題解決」で見ているものであり,「数学的な考え方」で見ているものである。 <同型の繰り返し>が起こっている。
    この<同型の繰り返し>の意味は何か?
    これが,「数学的リテラシー」の論点として本論考が挙げる第一のものである。

    <数学的リテラシーをつける指導法>というもののあることが,自明にされている。
    しかしこれは本当か?
    本論考は,<数学的リテラシーをつける指導法>の存在性を論点にする。

    「数学的リテラシー」の論法では,<数学を使う>が自明になっている。
    しかしこれは本当か?
    本論考は,<数学を使う>の事実性を論点にする。