Up 学校数学は,自己維持する系:要旨 作成: 2014-06-27
更新: 2014-07-05


    学校数学を臨む視座を「学校数学=生態系」まで退くと,学校数学は攪乱と均衡回帰の繰り返しになる。
    この攪乱と均衡回帰の繰り返しの意味は,系の代謝である。
    代謝の意味は,系の自己維持である。
    <学校数学=生態系>は,自己維持する系であり,それ以上でも以下でもない

    学校数学が「攪乱と均衡回帰の繰り返しを代謝メカニズムして自己維持する系」ということは,翻って,学校数学は自身を攪乱するものをいろいろ備えているということである.
    実際,学校数学を攪乱するものがいろいろある

    代謝は,同じことの繰り返しである。
    代謝する系は,同じことの繰り返しで自己維持する系である。
    この系では,同じことの繰り返しが,肝心なことになる。
    特に,学校数学に観察される「同じことの繰り返し」を否定的に受け取るのは,錯誤である。