Up | 授業/学校数学の「何でもありを以て均衡」: 要旨 | 作成: 2014-03-06 更新: 2014-03-06 |
視点を遠ざけてみれば,定まって見える。 現前の授業/学校数学は,蠢動の定常均衡する相である。 蠢動は,授業/学校数学が生きているということである。 授業/学校数学は,生きる系である。 蠢動の基本モーメントは,個々の授業の中に求めることになる。 それは,《授業の成立》である。 授業/学校数学の<生きる>は,《授業を成立させる (不成立にしない) ためのことが行われる》の運動モーメントに溯る。 <授業成立>に向かわせる力は,多様である。 そしてそれぞれが,多様に反作用を招じる。 授業/学校数学の「蠢動の定常均衡する相」を,本論考は「何でもありを以て均衡」と表現する。 「何でもありを以て均衡」は,「自由で,定まっている」の謂いである。 「自由で,定まっている」は,パラドックスを言っているのではない。 物事の系は,視点を近づけて見れば,その中の存在の蠢動の自由が見える。 視点を遠ざけて見れば,定常が見える。 自由と定常をつなぐのは,均衡のメカニズムである。 |