Up 数学を教えることは,出自の形式を教えること 作成: 2013-09-15
更新: 2013-09-15


    形式が,数学の出自である。
    そこで,数学を教えるとは,出自になっている形式を教えることである。

      例えば2次関数を教えることは,これの出自になっている形式,即ち「変化率の変化率が一定」を,教えることである。
      翻って,「変化率の変化率が一定」を教えない「2次関数の授業」は,2次関数の授業ではない。

    ある形式が数学になる理由は,それの価値である。
    形式は,それの価値故に,数学になる。
    そこで,数学を教えることは,「価値の伝授」である。

      2次関数の出自になっている形式は「変化率の変化率が一定」である。
      これの価値は?
      《「加速度」を一例として,いろいろな事象にこの形式が現れる》である。