Up 反表象主義の「内なる形式」:要旨 作成: 2013-07-14
更新: 2013-09-13


    「内なる形式」を立てるとは,「形式」を「内なるもの」として実体的に立てるということである。
    反表象主義は,この場合,「実体」をカラダのリアリティに求める他ない。

    こうして,「形式」の実体的説明は,カラダの説明である。
    そしてこれは,とりわけ,脳神経系の事態の説明である。
    反表象主義の「内なる形式」は,この格好で,カラダ論になる。

    このカラダ論は,無理である。
    したがって,反表象主義で「内なる形式」を立てることは,この無理に対し思考停止することである。

    無理に対し思考停止するこの反表象主義は,つぎの格好を自らに許していく:
     ここはひとつ,人のむしろふつうの行為であるところの《記述不能のものを記述しようとする (語り得ぬものを語ろうとする)》に倣うとする。