「カラダの記述」は,物理的記述は無理である。
機能的記述に代えることになる:
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《カラダは,これが発現させるものごとの内包である。
カラダが発現させるものごとは,カラダの外延である。》
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ライルの「傾向性 (disiposition)」は,「カラダの機能的記述」である:
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カラダは,行動傾向として,つぎの「if-then」形式で記述される:
「このような状況では,このような行動が起こる。」
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「形式」の記述は,実際「傾向性」の記述を形にする。
特に,「形式」の記述困難は,「傾向性」の記述困難である:
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「if-then」の記述は,実際には成らない。
即ち,「if」「then」ともに,実際に記述の段になると,複雑系になり,ことばにのらない。
「傾向性」は理論に留まる。
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Ryle,G.,1949. The concept of mind. Hutchinson.
[ 坂本百大他( 訳) : 心の概念, みすず書房,1987]
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