Up 「形式が届くカラダ」の成長:要旨 作成: 2011-10-14
更新: 2013-10-01


    「成長」は,形式が届くカラダの形成である。
    形式が届くカラダの形成プロセスは,自身の経験にリアクションしてカラダが変容するプロセスである。
    この変容プロセスをどのように捉えるか?

    一つの経験の結果になるカラダの変容を,「その経験の影響」のように読む。
    「影響」は,直後のものでも「同定できるかどうか」が問題になるが,経験の累積のうちに,たちまちかすんで見えなくなる。
    これを「消失」のように読むとき,経験の「堆積と風化」の成長観になる。
    「埋没」のように読むとき,経験の「無用の用」の成長観になる。

    「堆積と風化」「無用の用」の成長観の要諦は,「形式が届くカラダは直接造形できない」「学校数学の勉強のような迂遠を通して造形になる」である。