Up 「個性・人格・為人(ひととなり)」 作成: 2013-07-14
更新: 2013-10-06


    「成長」は,「形式」の通時的変化である:
      《これまで届かなかった形式が,届くようになる》
    では,「形式」の共時的変化の論は,何になるか?
    「個性・人格・為人(ひととなり)」がこれになる:
      《個によって,届く形式が異なる》

    翻って,「形式」が「個性・人格・為人(ひととなり)」の説明概念になる:
      個性・人格・為人として現れているものは,行動パターンである。
      「行動パターン」とは,行動における形式の顕在化のことである。
      行動主体AとBの行動の違いが言われるときは,両者の行動において違う形式が顕在化されることが見られている。

     註 : 「個性・人格・為人」は「成長」を含む──「形式」の共時的変化は通時的変化を含む:
      個A,Bにおける形式の違いは,両者の成長──経験 (特に,受けてきた教育) ──の違いに帰される。

    個性とは,「形式」の顕在化における個性のことである。
    <個>は,この個性と同一視される。
    これは,<個>と「形式」の同一視である。