Up 「成長」「形式」 の論述 作成: 2010-07-14
更新: 2013-01-31


    本論考は,「成長──堆積と風化」「形式」の論述を,課題として負う。
    実際,この論述を試行する。
    目指すところは,論述に成功することである。
    しかし,これが決定的に困難であることも,知っている。

    困難は,構造的矛盾である。
    即ち,課題はカラダの論述である。 論述は表象主義になる──ことばの本性によりこうなる。 そして,カラダは表象主義に乗るものではない。 カラダの論述は,言語行為としてそもそも<矛盾>なのである。

     註 : 「道具」は,表象主義がひとにつくらせる像である。
    問題解決は,内なる道具の使用にはなっていない。 問題解決で起こっていることは,カラダの自動反応である。 この自動反応を「道具の使用」のように見てしまうのは,表象主義を自分の眼にしてしまっているからである。
    道具主義は,自分が自分を喰むウロボロスの絵図になる。実際,道具は自分に属する。そしてこれを使う<自分>がいる。 表象主義で認知をやれば,必ずこのようになる。
    しかしカラダは,つねに「自分は一つ」である。