Up 平生の授業は,ダブルスタンダードで 作成: 2014-02-25
更新: 2014-02-25


    <遊ばせる>は,実際には無理なスタンスである。
    実際,<遊ばせる>でやれるのは,「問題が解けた──めでたしめでたし」で授業を終えるタイプの「問題解決」である。

    平生の授業も,「問題解決」を組み込む。
    但しこのときの「問題解決」は,「問題が解けた」のつぎに「問題解決でこんな数学に出会うことになった」がくる。
    そして,「事例」としてこの数学の外延を学習し,「練習」でこの数学を身につける。
    これは,<教える>である。

    実際,自分の授業をひとにデモンストレーションするときは<遊ばせる>の授業をする者も,平生の授業は<教える>をやっている。
    すなわち,ダブル・スタンダードを用いているわけである。