Up | グローバリズム | 作成: 2014-10-14 更新: 2014-10-14 |
グローバリズムの内容は,「新興国市場の獲得競争」である。 この競争をやっていける人材の養成を,学校数学が受ける。 受ける形が「数学的リテラシー」の出口論というわけである。 学校数学は,数学を内容とすることが立場である。 そこで,学校数学は,数学とグローバル競争人材をつなぐ論をつくり出さねばならない。 しかし,数学の内容は,それを勉強することでグローバル競争の力がつくといったものではない。 学校数学が立てる論は,「数学を」ではない。 「数学で」で行かねばならない。 学校数学では,数学は<競争力の養成になる何か>を起こす素材である。 「数学的問題解決」のときは,「問題解決力が身につく活動」であった。 「数学的リテラシー」では,「リテラシーが身につく活動」である。 現前の数学教育学は,目的論・実践論であり,この方向を「よし」とするところから出発する。 マクロ学は,そもそも論として,「グローバリズム──新興国市場の獲得競争」のダイナミクスが主題になる。 そしてこの場合,経済学に入っていくことになる。 |