Up マクロ構造の学 : 要旨 作成: 2014-09-07
更新: 2014-09-22


    学校数学のマクロ現象パターンでは,共時的パターンとして,特に「学校数学の多様性」(「何でもあり」) が観取される。
    通時的パターンでは,特に「学校数学の反復性」 (「同じことの繰り返し」) が観取される。
    「何でもあり」からは,「学校数学は是非と無縁」が導かれてくる。
    「同じことの繰り返し」からは,「学校数学は進歩と無縁」が導かれてくる。
    二つ合わせて,「是非/進歩と無縁」となる。

    学校数学は,個の「学校数学をよくする」(常識) を動因として含む。
    「是非/進歩と無縁」とこの「よくする」は,一見矛盾するように見える。
    しかし,両立する。──学校数学の現前そのものが,「両立」の証左である。

    要点は,「<系>は<個>の延長ではない」である。
    個の「よくする」は,「学校数学=生態系」に延長しない。 「学校数学=生態系」は「是非/進歩と無縁」である。