Up 「作用主陶冶」の思想/哲学:要旨 作成: 2013-08-22
更新: 2013-08-22


    『研究』の「形式陶冶説批判」は,作用主陶冶批判であり,能力説の「作用主→作用」の図式に対する批判である。
    そして『研究』は,この批判を形而上学批判として行う。

    翻って,この批判は,「形而上学批判」を受け入れるところでは成るが,受け入れないところではでは成らない。
    受け入れるところは,プラグマティズムである。
    受け入れないところは,表象主義/合理主義である。

    表象主義/合理主義は,西欧思想・哲学の伝統 (主流) という位置付けになるものである。
    実際,能力説は,今日,認知科学に受け継がれている。