Up 所与 (学校数学) と自分の齟齬 作成: 2009-09-08
更新: 2013-06-23


    われわれの社会では,「学校数学」は惰性として存在する。
    「学校数学」は,個人にとって所与である。

    一般に,ひとは所与に対しては「何?なぜ?」の問いを起こさない。
    内容についての問いや「いかに?」の問いが,専らになる。
    一方,ひとは,所与に矛盾や不具合を感じることになる。
    そしてこの感じが昂じるとき,ひとは「何?なぜ?」の問いを起こす。

    「学校数学」もこれと同様である。
    矛盾や不具合を感じるようになったところで,「何?なぜ?」の問いが起こる。
    学校数学は何のため?」の問いが起こる。