Up 得は,<強いカラダ>」を答えに 作成: 2013-06-10
更新: 2013-06-23


    学校数学は何をするもの?」の問いに対し,「何かをするものではない」を答えとする。
    さらに,その学校数学に,<何でもあり>を見る。
    このとき,「そんな学校数学の勉強にどんな得がある? 」の問いになる。

    「何でもあり」は,「個々に特個」ということである。
    よって「得」を答える場合,その答え方はただ一つで,それはつぎのものである:
     経験はつねに<特個>である。
     <特個>は<形式>に転じる。
     こうして得られる<形式>が,「得」である。

    これは,学校数学を再び「形式陶冶」と定める論である。
    ただしこのときは,「形式」は「強いカラダ」と表現するしかないところまでいく。
    ──この<形式>は,ことばにしようとするほど実感から外れていく。

    そんな学校数学の勉強にどんな得がある? 」の答えの形は,「学校数学の勉強は強いカラダをつくる」 である。