Up 授業:<わかる>実現のプロセス 作成: 2012-09-19
更新: 2012-09-28


    授業のゴールは,生徒の<わかる>である。
    教員は,<わかる>を実現するためのことを行う。
    この行為が,「教える」である。


    授業は,何かを教える授業である。
    その何かは,主題と呼ばれる。
    授業の<わかる>は,授業の主題の<わかる>である。


    <わかる>とは,主題の意義がわかり,主題の内容が身につくということである。
    主題の内容が身につくとは,数学の場合,自らこれをつくれるようになること,使えるようになることである。

      自分でつくれるようになったか,使えるようになったかをチェックする方法が,テストである。
      これがテストの本来の意味である。


    <わかる>を実現しようとするとき,授業者はその都度,生徒がいまどういう状態であるのか,気がかり・心配になる。
    そして,生徒を気遣う行動を自ずと現すことになる。
    このプロセスが授業になる。
    特に,授業は結果である。

    <わかる>を実現するために必要なことを行う。これが,授業を行うということである。
    <わかる>を実現するストーリーをつくる。これが,授業のストーリーをつくるということである。
    <わかる>を実現するプロセスを構成する。これが,授業のプロセスを構成するということである。


    <わかる>を実現した方法は,「授業の形」「指導法」として整理される。
    授業の形,指導法は,結果である。