Up | 経験値──「獲得免疫」 | 作成: 2015-12-14 更新: 2015-12-14 |
この「学習」の内容に,「免疫をつくる」がある。 新しい経験は,<攪乱>である。 個体は,この<攪乱>の処理形式をつくる。 つくった処理形式は,同種の経験が将来起こったときに適用されるものになる。 これを「経験値」という。 生物学・生理学の用語では,「免疫」である。 経験値/免疫の形成は,ただただ経験を積むことである。 経験蓄積は,ショートカット,効率化ができない。 したがって,経験値/免疫の形成は,時間がかかる。 時間は,観念することである。 ショートカット,効率化を考えるものではない。 数学教育学は,経験値/免疫がつくる。 数学教育学は,経験値/免疫依存である。 例えば,「数学教育学」の外に視座を設けることは,経験値/免疫がなす業(わざ)である。 経験値/免疫の形成途上にあり,「数学教育学」の<攪乱>に逐一共振・共鳴してしまう者には,いまはまだ無縁の業である。 しかし,経験値/免疫のあることを予め知っておくことは,少なからず下手の抑制に効く。 |