Up 浮かれ歌 作成: 2015-11-19
更新: 2015-11-19


    学生を卒業してからの「数学をやる」は,つぎの二通りである:
    1. 生業
    2. 個人的趣味

    「個人的趣味」は,「仲間」を欲する。
    既成「同好会」に加わったり,新たに「同好会」を興したりする。
    「孤独」という位相の「数学をやる」は,考えにくい。

    しかし,考えにくいのは,人を「社会的生物」に見てしまうからである。
    そして,人を「社会的生物」に見てしまうのは,社会的生物である人間の限界である。
    「数学をやる」は,もしかして,「孤独」という位相が本質的であるかも知れない。
    そこで,<孤独な「数学をやる」>も,留保という形で,ここで立てておくことにする。


    <孤独な「数学をやる」>の基礎学は,生物学ということになる。
    実際,それは,「生物の趣味」の主題になる。

    「生物の趣味」という主題は,立つのか?
    立つかどうかは,事例の探求次第である。
    例えば,「鳥の浮かれ歌」は事例にならないか?

      鳥の声は,「さえずり」「地鳴き」「浮かれ歌」の3つに分類される。
      「浮かれ歌」は,「モズの歌真似」がこれの例として引用される。
      (「モズ」を「百舌鳥」と書く所以は,モズの歌真似。)