Up 有って無い・無くて有る 作成: 2015-11-22
更新: 2015-11-22


    科学は,存在の階層構造を明らかにする:
      個は,ミクロの尺で,系になる
      系は,マクロの尺で,個になる
    ひとが存在にするものは「個」である。
    そこで,つぎのようになる:
      《個は,ミクロの尺で,系になる》: 存在の消失
      《系は,マクロの尺で,個になる》: 存在の現出

    こうして,科学が提示する存在論は,「有って無い・無くて有る」になる。
    即ち,「色即是空・空即是色」である。
    『般若心経──「色即是空 空即是色」の存在論』