Up | 「生態系」: 要旨 | 作成: 2016-01-17 更新: 2016-01-17 |
そこで,「生態系」「系」の一般的捉えを,課題にもつ。 「系」は,わかったようで実はわからないものである。 そこで,「系」ということばを使った途端,思考停止になる。 このことに余程の注意を要する。 「系」がわかるようになる方法は,分析ではない。 分析は,どつぼにはまる道である。 「系」は,分析に馴染まない概念である。 「系」がわかるようになる方法は,「比較」である。 いろいろな系を比較し,そこに通底するものが見えてくるとき,それが「系」である。 この通底するものは,ことばにならない。 ことばにしようとするのは,分析と同じで,どつぼにはまる道である。 「系」は,ことばに馴染まない概念である。 わたしの場合は,「系」のイメージに「絵図」を用いる。 「絵図」は,できるだけシンプルで,しかも「系」の含蓄を保てるものがよい。 いまは,「ムクドリの集団飛行」に「ウロボロス」を重ねる絵図を用いている:
この絵図は,一応,マトゥラーナ&バレーラの「オートポイエーシス」には当てはまるものになっている:
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