Up | 思想・哲学 : 要旨 | 作成: 2016-01-14 更新: 2016-01-15 |
実際,「思想・哲学」は,《世界とは何か?》探求の営みである。 《世界とは何か?》の探求は,思考タイプが出尽くしている。 人が思いつく「世界」のアイデアは,大差ない。 新しい思想・哲学は,登場する。 しかし,その「新しい」は,思考タイプの新しいではない。 思想・哲学は,科学・テクノロジーを用いて理論武装する。 思想・哲学の「新しさ」は,理論武装に用いる科学・テクノロジーの新しさである。 新しい科学・テクノロジーの登場は,これまでの思想・哲学の<科学・テクノロジーを用いた理論武装>をナンセンスにする。 思想・哲学の古典は,<思考タイプ>で生き残っているものである。 思想・哲学する者の<科学・テクノロジーに対する立ち位置>は,つぎの2通りになる: b は,理系の思想・哲学である。 商品経済では,a は不利に立場になる。 科学・テクノロジーに対する「ジェネラリスト」のスタンスは,商品経済では「専門性」にならないからである。 思想・哲学の伝統は,文系の思想・哲学の方にある。 この意味で,科学・テクノロジーは,思想・哲学の居場所を無くしていく。 |