Up グローバリズム 作成: 2015-12-05
更新: 2015-12-06


    「数学教育学」は,「横のものを縦にする」を脱しているものではない。
    「横のものを縦にする」は,「後進国型」である。
    「数学教育学」は,「後進国型」を脱しているものではない。

    しかし,「横のものを縦にする」は,いまは「グローバル・スタンダード」のことばで合理化できるものになった。
    実際,「横のもの」とは「欧米スタンダード」のことであるが,「欧米スタンダード」が即ち「グローバル・スタンダード」である。

    こうして,「数学教育学」は,後進国型のつぎに日本型をつくることはなかった。
    後進国型からそのままグローバリズムに進む。
    実際,グローバル・スタンダードは欧米スタンダードのことであるから,この移行は特別に何かをするでもなく成ってしまう。