Up 探索/遊びとしての「数学を勉強する」 作成: 2015-12-11
更新: 2016-02-06


    「数学を勉強する」には,「独自」の次元がある。
    「人材育成」「商品経済」の文脈に埋まっていない「数学を勉強する」の相である。

    この「数学を勉強する」は,生物全般に通底する行動の「探索 (exploratory behavior)」である。
    それは,「数学を勉強する」に「生物全般に通底する行動」を見ようとする視点から,生態学的関心になる。


    生物の「探索」は,つぎの二面である:
      1. 外向き:世界を捉える
      2. 内向き:自分の能力を開発する

    「探索」である「数学を勉強する」に対応する情動は,好奇心/知的欲求である。
    専ら数学に向かう好奇心/知的欲求である。

    この「数学を勉強する」は,行動のタイプとしては「遊び」である。
    このときの「数学」は,遊びの素材である。

    こうして,「数学を勉強する」の「独自」の次元は,「遊び」である。