Up 系の律動 作成: 2015-10-25
更新: 2016-02-07


    数学教育は律動する系である。
    その律動は,いろいろな振動の和に分解される。
    イメージは,「数学教育の律動波形をフーリエ変換で単振動に分解」である。

    「数学的○○」『学習指導要領』は,数学教育の律動をつくる主要な振動である。
    この振動は,「箱物」がメカニズムになっている。

    一般に,数学教育プロジェクトは,箱物である。
    箱物の企図は,できないことの企図である。
    <できないことをやろうとする>は,生態系を攪乱する。
    系を攪乱する運動は,《量の大きさと抑える力が比例》になるので,反動の分を含めると周期運動 (振動) になる。
      ( 周期運動 (『数学教育学の基礎学』))

    「数学的○○」はこの場合であり,一つの「数学的○○」のライフサイクルが終了すると,衣装替えしてつぎの「数学的○○」の立ち上げとなる。
    周期は,約20年である。

    『学習指導要領』もこの場合であり,約10年ごとに改訂される。
    内容的に<動10年反動10年>のようになっているから,「数学的○○」と同じ 20年周期ということになる。