Up 数学教育学の進化 作成: 2016-02-02
更新: 2016-02-02


    「数学教育の進化」の中に「数学教育学の進化」がある。
    現前の「数学教育学」は,数学教育学の進化の途上である。

    現前の日本の学術は,「文明開化」の「西欧化」で開始する。
    「後進国として西欧化を進める」は,日本の学術においては,「横のものを縦にする」の様になる。

    そして,日本の学術は,後進国型のつぎに日本型をつくることはなかった。
    即ち,後進国型からそのままグローバリズムに進んだ。
    実際,グローバル・スタンダードは欧米スタンダードのことであるから,この移行は特別に何かをするでもなく成ってしまうものであった。


    数学教育学が西欧化 (「横のものを縦にする」)・グローバリズムを果たす形は,はっきりしていた。
    数学教育学の前には,いつも「mathematical ‥‥」があった。
    数学教育学は,これを「数学的○○」にすることを,自分の仕事にした。