Up 数学教育学の主題 : 要旨 作成: 2008-10-09
更新: 2015-12-10


    数学教育学は,数学教育生態学と数学教育普遍学で成る。
    ここで,数学教育生態学と数学教育普遍学の関係は,「互いに他の契機」である。
    数学教育生態学を立てるとき,数学教育の<普遍>が念頭にある。
    数学教育普遍学を立てるとき,数学教育の<生態>が念頭にある。

    生態学と普遍学は,主題がつぎのように対応する:
    生態学 普遍学
    数学学習の意味 数学学習の意味は,どう定められている?
    ──どうして,そうなる?
    学校数学の学習は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    数学の勉強の「役に立つ」は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    数学を学習する意味は?
    数学の「役に立つ・立たない」とは?
    指導法
    (数学学習の実現法)
    「○○」の主題研究は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    「○○」の単元設計は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    「○○」の授業設計は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    「○○」の授業アクションは,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    学校数学のカリキュラムは,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    学校数学は,どんな数学で構成されている?
    ──どうして,そうなる?
    以上の主題研究/単元設計/授業設計/授業アクション/カリキュラム/数学構成には,生徒のどのような変容 (成長) が対応している?
    ──どうして,そうなる?
    算数/数学の授業は,なぜ失敗するのか?
    「○○」の主題研究は,論理上,どういうものか?
    「○○」の単元設計は,論理上,どういうものか?
    「○○」の授業設計は,論理上,どういうものか?
    「○○」の授業アクションは,論理上,どういうものか?
    学校数学のカリキュラムは,論理上,どういうものか?
    学校数学は,論理上,どんな数学で構成するものか?
    以上の主題研究/単元設計/授業設計/授業アクション/カリキュラム/数学構成には,生徒のどのような変容 (成長) が対応する?
    教員養成 教員養成は,どんなふう?
    算数/数学の授業力に関して,教員はなぜ成長しないのか?
    教員養成は,論理上,どういうものか?
    数学教育の運動力学 学校数学は,なぜ数学とひどくズレたままなのか?
    数学教育は,なぜ同じ道の行ったり来たりか?
    教育行政・教育体制は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    数学教育の歴史は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    数学教育の地域性 (地域/国による違い) は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    数学教育の組織/体制は,論理上,どういうものか?
    数学教育学の意味 「数学教育学」は,自分をどう意味づけている?
    ──どうして,そうなる?
    「数学教育学」は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
    数学教育学とは何か?
    数学教育学の運動力学 「数学教育学」の歴史は,どんなふう?
    ──どうして,そうなる?
     

    また,各主題に対し,研究形態に「調査・実験」と「推理」の別が立つ:
    生態学 普遍学
    調査・実験 「数学教育」の実態 (通時・共時)
      「教授・学習」
      「指導内容・指導法」
      「組織・体制」
    「教員養成・研修」の実態 (通時・共時)
    「数学教育学」の実態 (通時・共時)
    比較行動学的調査・実験
    推理 「数学教育」の(運動)法則
    「教員養成・研修」の(運動)法則
    「数学教育学」の(運動)法則
    数学教育の理論
    教員養成・研修の理論
    数学教育学の理論