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普遍学の構図
作成: 2016-01-28
更新: 2016-01-28
数学教育普遍学は,数学教育生態系という現前に対し,現のフィルターを想定し,現の向こうを立論する格好になっている。
この構図は,まさにイデア論である:
《イデアが,現のフィルターを通って,現前になる》
数学教育生態学に対する数学教育普遍学の関係は,現前に対するイデアというものになる。
本論考はイデア実在論をとるものではない。
イデアは,仮構である:
《現前に対し,現のフィルターを想定し,現の向こうを仮構する》
この仮構の根拠は?
哲学ならば,「直感」と言うところである。
本論考は,直感主義をとるものではない。
本論考の「現の向こう」の仮構は,科学の知見がこれの根拠である。
本論考は,科学の知見をヒントに,「普遍」を類推・推理する。
──その科学は,おおむね,生物学である。