Up 数学の中身 作成: 2016-01-02
更新: 2016-01-02


    数学は,世界を構築している。
    この世界の存在は,形式である。

    世界の構築は,定義と定理の蓄積である。
    定義は,存在の導入である。
    定理は,存在について成り立つことの述定である。

    定義・定理の定立は,ルールに従う。
    数学は,このルールの定立から始まる。

    ルールは,つぎのもので成る:
    1. シンタクス
      • 記号リスト
      • 記号から対象を構成するルール
      • 記号と対象から命題を構成するルール
    2. セマンティクス (起点とする真な命題)
      • 公理
      • 推論規則
    このルールは,真な命題を導くルールになっている。
    真な命題を「定理」という。


    数学は,世界を構築している。
    この世界の存在は,形式である。

    数学の世界構築は,卑近が出自になっている。
    数学の世界構築は,卑近の形式化である。