Up | 非常識と本質 | 作成: 2015-11-15 更新: 2016-02-08 |
あたりまえのことが非になり,とんでもないことが是になるということが,ふつうに起こる。 理を進めると,こうなるのである。 数学は,こうなる。 例えば,「錐(cone)・柱(cylinder)」の数学の定義は,常識的に「錐・柱」であるものが「錐・柱」でなくなり,「これのどこを叩けば「錐・柱」なんてもんが出てくるんだ!」となるものが「錐・柱」になる。 (「錐・柱」) 数学は,この《理を進めて非常識を導く》を確信犯的に行うものである。 理を進めて導かれる非常識を,「本質」に見立てるからである。 「本質」は,「形」(「形式」) として述べられる。 数学が「形の学」と称される所以である。 |