数学は,世界を構築している。
この世界の存在は,形式である。
数学の世界構築は,卑近が出自になっている。
数学の世界構築は,卑近の形式化である。
卑近の形式化は,つぎがこれのコンテクストになる:
- 定言を現すにおいては,これに対する懐疑・批判を想定することになる。
懐疑・批判の余地を無くするために,明証性をとことん追求する。
この結果が,「形式化」になる。
- これまで当たり前にしてきた類/分類に対し,「対象の類の異同」の根拠を改めて問題意識として持つ。
根拠の探求は,「対象の形式の異同」の概念に行き着く。
──「形式化」が探求の結果になる。
- 類の同定/分類の課題に対し,「対象の類の異同」を「対象の形式の異同」として見込む。
そして,対象の「形式化」を作業する。
註 : |
形式は類の内包であり,類は形式を内包にした外延である。
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形式化のコンテクストは,そのまま形式化のメリットを示している。
形式化のメリットは,つぎの二つである:
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