Up 普遍学方法論 : 要旨 作成: 2015-02-17
更新: 2016-02-17


    生態の論述は,生態の意味づけである。
    意味づけは,理論に基づく意味づけである。
    生態の論述では,理論が導入されている。
    その理論は,位置取りの形において,地の生態を見下ろす天の理論である。
    この身分の理論を,「普遍」と呼ぶ。

    生態系の論述は,論述の都度「普遍」が導入されている。
    この「普遍」を,明示的にする──暗黙にしない──ことを,課題にする。
    そして,この課題を担当する部門として,普遍学を立てる。
    普遍学は,生態学とペアである──表裏をなす。

    「普遍」は,どのように論述するか?
    哲学的なスタンスはとらない。
    プラグマティズムを方法論にする。
    生態の論述で導入していることになる理論が,それとわかればよい。
    この「わかればよい」には,「正しい・正しくないは無い」の含蓄が込められている。 (これが,プラグマティズムのやり方である!)