Up 「普遍」溯行 作成: 2016-01-30
更新: 2016-01-30


    「普遍」とは,「普遍」に向かう無限溯行のことである。
    これは,数学が「極限」を「極限」に向かう無限溯行として定義するのと同じである。

      「極限」に向かう無限溯行の定義は,「ε-δ」「ε-n」である。
      「ε-δ」「ε-n」は,「後出しジャンケン」である。
      εがグーを出してきたら,δ/nはパーを出す。
      εがそれならとチョキを出してきたら,δ/nはグーを出す。
      負けず嫌いのεは延々とジャンケンを挑むが,つねにδ/nが勝つ。
      これが,無限溯行の定義のテクニックである。


    普遍学は,相対主義である。
    「普遍」の趣旨は,「一回の「相対的」に安住しない構えを保持」である。