Up 「学校」の普遍形 作成: 2016-02-16
更新: 2016-02-16


    「学校」は,同族の中の「子どもを預ける」がつぎのように進化してきたものである:
    1. 「子どもを預かる」が,分担から分業になる。──専門職/生業になる。
    2. 「子どもを預かる」は,「子ども」の高年齢化へ進化する。
      「子ども」の高年齢化は,内容では《「預かる」の中で「教える」の度合いが増す》である。
    3. 「教える」に,「人づくり」の意味が与えられる。
      これは,「学校」の成立である。

    「学校」は,「人づくり」までがこれの要素になる。
    「人づくり」でない「教える」は,「学校」にならない。
    ここが,「学校」の普遍形 (「そもそも」) の最下レベルである。


    「人づくり」は,「アウトプットを定めた人づくり」である。
    アウトプットを定めた人づくりは,「個の多様性」がこれに抗う。
    各種「矛盾」が現れる。
    「学校」は,これら矛盾の含蓄を込めて,「学校」である。
    「学校の普遍形」は,矛盾の含蓄を込めて,「学校の普遍形」である。

      註 : <矛盾がある>は,<普遍形ではない>ではない。


    「学校」と「個の多様性」の論理積は,「生徒一括・能力選別」を導く。
    「生徒一括・能力選別」は,「学校の普遍形」の内容である。

      「人づくり」の方法論は,「砂金採取」と同じである:
      1. 土塊と一括する
      2. 土塊をふるいにかける──ふるいの目をだんだん小さくする。