Up | 学 : 要旨 | 作成: 2015-10-31 更新: 2015-12-28 |
これは,「数学教育」を定位する世界構築である。 数学教育学は,科学を立場にする。 現前を理の実現と定め,その理を探求しようとする。 現前を理の実現と定めることにおいて,これは現成論である。 この学は,何のためか? 「数学教育学」の論文は,生業である。 対して,数学教育学の論考は,生業でないから,遊びである。 一般に,学は遊びである。 遊びは,生物の含蓄である。──生物の本質である。 この含蓄は,教育用語でいうと「形式陶冶」である。 遊びは,形式陶冶をやっている。 数学教育学は何のためか。 自身の形式陶冶のためである。 形式陶冶の動機は,《これをつくらないと生業が落ち着かない,生業をやっている自分のアイデンティティが落ち着かない》である。 |