Up | 商品経済の<死>の法則 | 作成: 2015-11-27 更新: 2015-12-21 |
「数学教育」「数学教育学」の立つ瀬は,商品経済である。 そこで,「数学教育」「数学教育学」の<この先>を考えることは,商品経済の<この先>を考えることである。 商品経済の<この先>は,<死>である。 商品経済の<死>は,つぎの論理の導くものである: 一般に,系の<この先>は,<死>である。 失敗して死ぬ<死>ではなく,必然で死ぬ<死>である。 <死>は,系の含蓄である。 商品経済の系は,<商品経済のための商品経済>を運動する。 <商品経済のための商品経済>の運動は,系を<死>に導く運動である。 従って,<商品経済のための商品経済>の運動は,<死>を考えてはならないものである。 商品経済は,<死>の概念を自ら欠落させる。 <死>の概念の欠落は,「数学教育」「数学教育学」にも継がれる。 「数学教育」「数学教育学」は「人づくり」を「商品経済の人材づくり」に代えるが,こうなるのは,生業にし得る「人づくり」は「商品経済の人材づくり」だからである。 そして「人づくり」を「商品経済の人材づくり」に代えることを助けているのが,<死>の概念の欠如である。 この<死>を主題化を,数学教育学にとっておくことにする。 |