Up 上から目線 作成: 2015-12-31
更新: 2015-12-31


    「数学教育」「数学教育学」を生業う者は,「数学教育」「数学教育学」は善いことをしていると思う者である。

    「数学教育」「数学教育学」を生業う者は,数学を知らない・わかっていない者を,放ってはおけない者にする。
    どういうロジックだと,<数学を知らない・わかっていない者>は<放ってはおけない者>になるか?
    それは,つぎのロジックである:
      数学を知らない・わかっていない者は,人として劣っている者

    こうして,「数学教育」は,<劣った者に対する指導>になる。
    「数学教育」「数学教育学」を生業う者は,当たり前として,上から目線をとる。

    上から目線をとるのは,無意識からである。
    無意識に,これを当たり前にする。
    この無意識を形成しているものは,「能力の多様性・相対性」の知識・理解の弱さである。