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脱形式 : 要旨

作成: 2015-12-29 更新: 2015-12-29

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数学教育学の論考は，「数学教育学」の目からこれを見れば，形式の逸脱になる。 数学教育学の論考は，端から「数学教育学」の規格外である。 「数学教育学」の規格は，特徴的には，立場としての「論理実証主義」と，この立場に基づく研究スタイルの「リサーチ」である。 対して，数学教育学の論考は，「経験値を頼りにして推理する」であり，ここで「推理」の「理」は諸科学に求めることになるものである。 だからといって，数学教育学の論考は，反「論理実証主義」，反「リサーチ」であるわけではない。 数学教育学の論考は，いわば，超「論理実証主義」，超「リサーチ」である。