Up 固定化──「因小失大」 作成: 2008-10-13
更新: 2010-10-17


    組織のダイナミクスのうちに,固定化に向かう螺旋運動がある。
    組織は,固定化するのが定めである。

    固定化の螺旋運動は,組織流動化の契機を潰していく。

    組織の「成長」は,組織流動化である。
    この場合の<組織流動化の契機潰し>は,「因小失大 (小に因りて大を失う)」模様になる。


    ある事業を目的につくられた組織も,固定化の螺旋運動に入る。
    固定化の内容は,「規格化」である。
    「規格化」の螺旋運動で,事業は二の次になる。
    「因小失大」模様になる。

    組織の固定化,「因小失大」は,是非もないことである。
    組織は,固定化を自己保存の形にする。
    組織は,固定化するのが定めである。
    固定化は,組織の含意である。


    学会は,「規格化」の螺旋運動に入っていく。
    重箱の隅を突くようなことが,学会の大事になっていく。
    「因小失大」模様を現していく。
    学会は,組織の定めとして,こうなる。
    即ち,<組織の存在/運動法則>の実現として,こうなる。