作成: 2016-03-09
更新: 2016-03-09


    絵の<白から黒まで使う>のその1は,「断定」である。
    ひとがふつう「思う」と言うところを,敢えて「である」と言う。
    敢えてするわけであるから,これは方法論として行うところとなる。

    「である」を用いることには,自分の縛りになるという効用もある。
    「である」を言ったてまえ,確証・実現を負う。
    「有言実行」というわけである。


    <白から黒まで使う>のその2は,「各モジュール (語,文,段落,項,節,章・部) を際立たせる」である。

    行うことは,<際立たせる>のデザインである。
    つぎのことをする:
    • モジュールを,空白で区切る
    • モジュールを,短く
    • 語・文では,太字・傍線・枠を効果的に使用

    手本は,詩である。
    ちなみに,散文 (「説明」) に対する詩の意味は,「存在をぶつける」である。 ──詩は,存在論である。

    なお,「各モジュールを際立たせる」は,「学会論文作成の仕様」と折り合いをつける作業になる。