主題 作成: 2016-03-09
更新: 2016-03-09


    主題の<ダイナミック>の条件として,つぎの3つを挙げる:

      1. 力 (生命力・精神力)
      2. 新しさ


    1. 力 (生命力・精神力)
    身の回りのありふれたものも,それに力を投影できれば,ダイナミックになる
    例えば,石ころは,これの歴史を考えると,力 (生命力・精神力) になり,ダイナミックな存在になる
    雑草は,力 (生命力・精神力) そのものであるから,これの存在に気づくだけで,ダイナミックな存在になる

    力に反応するのは,「生物 (DNA)」の含蓄である。
    「生物」の含蓄であるものは,自然であり,そして最も強い。
    よって,「力」は主題の<ダイナミック>の頼みになる。

    一般に,数学教育学を行う者は,《「生物」の含蓄》の考えをもちこれを活用することができれば,盤石である。

      「科学・技術の進歩」の成果は何かと言えば,結局,食事・音楽・ゲーム(非/反日常──制約からフリー) である。
      人は,どこまでいっても「生物」である。
      よって,《「生物」の含蓄》の考えは,すべてのことに通用する。


    2. 新しさ
    「新しさ」の理由は,《人は,飽きる》である。

    人は,飽きる。
    人は,飽きなければならない。
    <飽きる>は,系 (システム) のいまの動態への負のフィードバックである。
    系は,内在する負のフィードバックによって,一極に向かって暴走する螺旋運動を免れている。
    <飽きる>は,系の動的平衡のダイナミクスである。

    こうして,新しさに反応するのは,「系」の含蓄である。
    「系」の含蓄であるものは,自然であり,そして最も強い。
    よって,「新しさ」は主題の<ダイナミック>の頼みになる。

    一般に,数学教育学を行う者は,《「系」の含蓄》の考えをもちこれを活用することができれば,盤石である。

    「新しさ」には,つぎのものがある:
      • 独自 (個性)
      • 新機軸
      • 新装
      • 創造性


    3.
    「棘」の理由は,《棘は,無視できない》である。