Up 国際化 作成: 2008-09-09
更新: 2015-10-14


    学会は,《学術論文を自前で出す》をやるために,つくられる。
    ここで,《学術論文を自前で出す》は自分勝手にできることではない。
    社会から「その学会は学術論文を自前で出す資格がある」の評価を得ることが必要になる。

    学会は,大きい程信用される。 「大きい」の内容は,出している学術論文の多さ,そして活動域の広さである。 「活動域の広さ」は,「国際的」がいちばんになる。 また,評価は明確な評価であることが望まれる。 (「明確な評価」は,「容易い評価」ということでもある。)
    こうして,学会の評価は,《学会が出す<世界標準の学術論文>の本数で評価》になっていく。

    そこで,学会はつぎのことに努める:
    • 世界標準の学術論文を順調に出し続ける
    • 国際交流を密にして,その時々の「世界標準」をつねに押さえている
    学会論文の審査も,「世界標準」に照らした審査というふうになる。

    学会の《学術論文を自前で出す》は,国の《貨幣を自前でつくる》と同型である。
    自国の貨幣は,国際的に信用されるものでなければならない。
    この信用を獲得しそして保持し続けることは,国にとって競争である。
    国は,つぎの二つを業務にする:
    • 世界標準の GDP 成長率を実現し続ける
    • 国際交流を密にして,その時々の「世界標準」をつねに押さえている