Up 「学ぶ」の位相──個と員 作成: 2017-07-24
更新: 2017-07-24


    ひとは,個であり集団の員である。
    この二つは重なっていて,切り離せない。
    ひとの行為は,個と集団の員の二面性である。

    「数学を学ぶ」も同様である。
    「数学を学ぶ」は,個と集団の員の二面性である。
    「数学を学ぶ」の行動形態・目的意識の上に,個と集団の員の二面性が現れる。

    「二面性」は,数学の物言いを用いれば「2次元」である。
    「個と集団の員の二面性」とここで謂うのは,「個の次元と員の次元の2次元」である。
    ひとつの行為は,この2次元空間のベクトルである。
    ここで個成分が員成分に比べて大きければ,「個的」の趣きになる。
    逆のとき,「員的」の趣きになる。